目次
どのメーカーも鑑定部分は変わらない
基本的にブランド品を鑑定するにあたってみる部分は似ています。
- ロゴ・マークのフォントの形
- 製造刻印(シリアルナンバー)
- 生地の柄・金属部分(スナップボタンなど)・縫製
ハイブランドのスーパーコピー品の中には、本当に見分けがつかないものも存在しています。ですが、ほとんどの偽物(粗悪品)に限っては、この3点をみればスグにわかると思います。
ほとんどの場合、目立たない場所にシリアルナンバーが刻印されています。
はじめからシリアルナンバーで鑑定するのは、面倒だと思います。山で買ったときは、マークや柄で大体のものを取り除いてからシリアルナンバーを確認しましょう。
ここでは、ブランド別に簡単な真贋方法をご紹介したいと思います。
ルイヴィトン
ロゴ・マークのフォント
まずは、マークから
左側が太く、右側が細くなっているのが特徴です。
Lの文字の最後のハネの部分もかなり特徴的で、右斜め上にハネいて、最後は平行に途切れています。ハネが尖っていません。
続いてはロゴです。
Oが真円に近く、縦長になっていません。
Nの左上が尖っているのも特徴です。
製造刻印
TH4088
TH4088という製造刻印があったとします。
最初のTHは製造した国を表しています。THはフランスです。
4文字目と6文字目の青で囲まれた部分は、製造年を表しています。TH4088の場合は2008年です。
3文字目と5文字目の赤で囲まれた部分は、製造月(週)を表しています。2007年以前のものと、2008年以降のものとで意味合いが異なってきます。
2008年以降のものは、何週目に製造したのかを表します。TH4088の場合は48週目、つまり12月です。
2007年以前のものは、何月に製造したのかを表します。TH0036の場合は、2006年の3月に製造されたとなります。TH4086の場合は、2006年の48月に作られたとなりますので、偽物です。
古いタイプのシリアルナンバーには3桁のものがあります。例えばこんなシリアルナンバーです。
856
1985年6月に製造された。という意味になります。
今年に入ってからICチップ(RFID)が導入されました。製造刻印がありません。NFC Toolsというアプリでシリアルナンバーが確認できるようになっています。E0:16:3C:~とそんな感じで確認できます。
生地の柄
LVのマークが左右均等に入っているかどうか。
モコモコした模様が、入っているかどうか。クロワッサンマーク。
花びらのマークの右側が少し小さくなっているかどうか。
金属部分
正規品のスナップボタンは、先端が平らになっています。丸くなっていません。
粗悪品の場合は、金属のバリが取り除かれていないなどの特徴がみられます。
縫製
戻し縫いの数が、全箇所統一されているかどうか。3回戻して縫われていたら、左右対称3回戻して縫われているはずです。
黄土色の糸で縫われているのも特徴です。
エルメス
タグのマーク
タグには馬車と従者が縫製で縫われています。
人の足が5本の糸で縫われているかどうか。タイヤが左右対称で綺麗かどうかを確認してください。
製造刻印
入っていなければ、コピー品の疑いあり。
2015年T 2016年X 2017年A 2018年C 2019年D 2020年Y アウトレット品はS と刻印されています。その刻印に追加してB2の様なアトリエを示す刻印が押されています。
ほかにも、素材刻印などもあったりします。アリゲーターとクロコダイルの区別をつけるためのものだったり色々あります。
スターマークやパーソナルオーダーなどの特殊な刻印も存在しています。
箔押し
結構なくぼみがあるので、触るとすぐに判別がつくと思います。
縫製
全て同じやり方で縫われているかどうかを確認してください。
シャネル
ロゴ
Cが真円に近いかどうか、Aの中の三角形が尖っているかどうかを確認してください。
ギャランティカード
カードの左側に突起があります。ギャランティカードの偽物もあるので注意してください。
ブティックシールには、左右からバッテン✖を描くように切れ込みがありますが、本物は交差をしていません。
ココマーク
時計など種類別に特徴的なココマークいわれるCをかたどったマークが刻印されていたりします。興味があれば、調べてみるのもいいかもしれません。
プラダ
ロゴ
Rの形を覚えておくと、すんなり真贋できるでしょう。Aの中の三角形も潰れていないかどうか、MILANOの文字がRからはじまっているかどうか。すぐ判別がつくと思います。
グッチ
ロゴ
Uの字の左が太くて、右が細い
Cの切れ端が垂直に近い などの特徴があります。
シリアルナンバー
タグをめくっときに、数字がそのまま読めるかどうか。品番をググって、似た商品がでてくるかどうか。
ブルガリ
ロゴ
上から押しつぶされたような、面長なロゴが特徴です。文字が縦に伸びていたら偽物です。
モデルNO.
下5桁を検索してください。コピー品であれば引っかかりません。
一様コーチにも偽物があります
知られていないけれど、結構多いです。偽物も本物として、知らず知らず扱われています。中国産ベトナム産はコーチの場合はありえるので、間違わない様にしましょう。
ロゴ
Aの部分のなかが潰れているのは偽物です。判別ができるとして、ここくらいになります。
アウトレット品
シリアルナンバーにFの文字があるものや、◎が刻印されているものがアウトレット品となります。
他にもいろいろなメーカー
ディオール、カルティエ、など、価格帯が下がってくればくるほど、スーパーコピーはないので、ロゴを良くみれば何となく判別がつくようになります。
ジェイコブコーラー、MCMのいま流行っているブランドに関してはスーパーコピーもありえるかもしれません。メルカリやヤフオクなど購入する場合は、出品者の評価がちゃんとした評価がついているか確認しましょう。全くついていない場合や、ちゃんとした日本語が返ってこないときは、怪しいと思ってください。