市場相場から入札限度額を決めるときに、やっている方法をお伝えします。
今回の記事は、メルカリで販売する場合のブランドオークションなどの入札限度額を決める方法です。
入札額を決めるときの参考になればと思います。
目次
メルカリでかかる出費

フリマアプリ売る際の経費について、ご説明します。
上の画像で調べているのは「伊東屋 ロメオ No.3 細軸」の中古品です。大体6,000円前後で売れています。ここでは、相場を6,000円としましょう。
メルカリで販売する際にかかる出費は3つあります。
- 販売手数料10%
- 消費税
- 送料
順に計算していきましょう。
1.販売手数料
ここではメルカリを想定しています。販売手数料は、販売価格の10%です。
「伊東屋 ロメオ No.3 細軸」の販売手数料は
6,000円×10%=6,000円×(10/100)=600円です。
2.消費税
商業規模で販売している場合は消費税がかかってきます。商業規模とは、利益が年間で20万円以上でていることをいいます。20万円以下は非課税です。
メルカリで販売した場合の消費税の計算をしていきます。
売上高を計算します。
(相場)6,000円-(手数料)600円=5,400円です。
売上高に消費税率をかけて、消費税を計算します。
5,400円×(消費税率)10%=(消費税)540円となります。
3.送料
↑のリンクからメルカリでかかる送料のpdfファイルを保存できます。
細かく記述することもできますが、今回はバッサリと値段を決めてしまいます。
ブランドオークションでの入札額を決めることを前提にしているので、ブランド品で一番大きなものボストンバックを送料の目安とします。
ボストンバックにかかる送料は、だいたい宅急便で100サイズ1,000円以内で送ることができます。
よって、ここでは細かい計算をせずに送料は1,000円かかるものとします。
実際の送料は、1,000円はかからないことが多いので、ほんの少しだけ最終的な利益が高くでると思います。
メルカリの総出費
メルカリで6,000円で売ったときの総出費は
(手数料)600円+(送料)1,000円+(消費税)540円=2140円となります。
ブランドオークションでの出費
※入会費及び年会費、参加費を含まずに計算しています。

ブランドオークションでかかる出費も同じ3つです。
- 販売手数料
- 消費税
- 送料
これらの手数料を考えて逆算しなければなりません。
入札限度額の計算式
計算式はこんな感じです。
入札額+販売手数料+消費税+送料<メルカリの売れた金額ーメルカリの総出費
変数を入れていきます。
入札額:a
販売手数料を10%とすると:a×10%
消費税:(a + a×10%)×10%
送料:500円で固定とします。(まとめて発送されるので、1品あたりの送料が500円以下という設定です。)
入札限度額の計算
変数を代入すると、
a+(a×10%)+( (a + a×10%)×10% )+500円 < 6,000円-2,140円
a+0.1a+0.11a < 6,000円-2,140円-500円
1.21a < 3,360円
a < 2,777円
メルカリで6,000円で売れているものを、ブランドオークションで仕入れる時は2,777円以下で入札を行わなければ利益がでません。
この方法で仕入れる場合には入札限度額は2,777円となります。
表計算ソフトで計算してみる
ブランドオークションごとに販売手数料が違いますが、今回は10%で計算してみます。入札限度額を1,000円単位とし、入札限度額からメルカリ相場を逆算した表を作成いたしました。
エクセルファイルです。自由に編集して使ってください。
