古物市場について

古物市場とは?

古物商許可証を所持している人が参加できるマーケットの事です。古物商許可証を持っていなければ、参加することはできませんが、持っていれば誰でも参加することができます。

冷蔵庫などの家電製品に、壺などの骨とう品、ブランド品、日用品、ゲームソフトなど、売られている商品の種類は様々で、安いものから高いものまであります。

古物市場の種類

道具市場

冷蔵庫、洗濯機、テレビ、パソコン器具、骨とう品、おもちゃ、絵画、車、ブランド品バックなど、生活でありふれたものをお取り扱いします。

コミュニケーション力の高い古物商が得意としている市場で、得意なジャンル以外のものが売っているときに、他の古物商と連絡をつけて、委託売り付けを行ったり、ハタと呼ばれている行為(他の市場で転売すること)を行うことに適している市場でもあります。

専門の市場より、安値で購入できるかも…

骨とう品市場

美術品や骨とう品を扱う市場、茶器・壺・掛け軸・絵画などが売られています。

購入したものが、ものすごい高値で売れるような世界が骨とう品です。
真贋は一朝一夕でつくようなものではありませんが、マイスターになれば大きな利益を生み出せるかもしれません。

ブランドオークション

ブランド品のバック・小物類(時計、財布)やアパレル関係の商品が多いです。

骨とう品や美術品も出回らなくないですが、ブランド品と関係のない冷蔵庫や洗濯機などが出品されることはほぼありません。

売買手数料について

参加手数料

市場に参加するには参加費が発生いたします。

一般的な市場では参加するときに2000~3000円を支払うことで、参加できるようなシステムになっています。

古物市場によっては参加者を会員制で管理し、参加手数料の代わりに年会費として年に1度会費をお支払いするこどで参加できるところもあります。

取引手数料

古物市場での取引を行う場合は、買う側(買い手)も売る側(売り手)も両方に手数料がかかります。

手数料の例
買い手…10%
売り手…5%

ニート生徒会長

ニート生徒会長

一般的に品物を買う方が、手数料が高いよ。

この手数料が、古物市場を開催した運営会社の収益になります。

開催日

開催日には大きく分けて2パターンあります。

①日にち開催

毎月5日・15日・25日に開催し、5・15日は大型家電と日用品(趣味)、25日はブランド品バック時計市のような定日開催の市場があります。

もちろん、10日・20日開催というところもあり、日付に関しては市場ごとに違います。

土日祝日開催の時もおおいため、土日祝日休みのサラリーマンも参加できます。

②曜日開催

毎週水曜日締め切り
第2・第4木曜日スタート

などの開催する曜日が指定されている市場があります。

オークション形式

大きく分けて2通りあります。

大会(形式)

オークション開始前に、下見期間が設けられます。商品の実物をシッカリ確認してから、オークション開始後インターネット又は会場で入札を開始することができます。

ブランド品の真贋に関しては、保証を付けている事が多く、安心して買う事が出来ます。

エルメスのバックが数点欲しい、永久カレンダーの機能がついている中古の高級腕時計を委託されている、といった自分が欲しい商品がある場合には、大会形式に参加するしかないでしょう。

下見自体には料金は発生しません。

大会のデメリット

下見をする分調べてから入札する人が多いので、その分落札金額が高くなる傾向にあります。

平場(形式)

当日市場に直接参加して、流れてくる品物をその場で見て判断し、金額提示の声を上げて入札します。

何十点と商品をまとめて販売する「山」と呼ばれる商品があり、「山」に含まれるものの中には掘り出し物がかなり存在します。※初心者にはこの「山」を買うことから始めると良いとされています。

美術品が得意で普段は絵画などで稼いでいる人が、他の市場で安いからという理由でブランド品に関しては分からず買ったものまとめて販売するといった、遊び心で「山」を出している人がいるため、掘り出し物が多く存在しています。

あとは在庫処分で、在庫にしたくないので1000円~適当に販売しているケースも見られます。こちらの方が多いですね。売れないものも多くありますが、きちんと仕分けすれば利益になるものがほとんどだと考えていいでしょう。

平場のデメリット

パッと見でブランド真贋をして、素早く競り合い、自己責任で購入しなければなりません。その場に限りコピー品だった場合は返品が可能です。(山はほぼほぼ返品不可)

自分で真贋能力をつける事が必須です。単体でブランド品が流れてきた場合でも瞬時に品定めをしなければなりません。山の場合はセット商品の中から良い品物を見つけださないといけません。

平場は少し閉鎖的な文化も残っていて、常連さんは常に品物が良く見える位置を陣取っていて、新規の参加者は最後尾に付かなければなりません。流れてくる品物は一瞬しか確認できない、などのデメリットがあります。

古物市場について、まとめてみて

上手く使えば、大きく利益が取れるとおもいませんか?手間は少しかかります。普段、仕事をしている人は取り掛かれば自分の時間は無くなる事でしょう。下見は直にいかなければなりませんが、ネット上だけで完結できてしまうブランドオークションもあります。試してみる価値はあると思いました。

最初から、利益を出せる人は一握りの天才でしょう。

でも、半年、1年続けて何も得る物がない人はいないハズです。

今後、つまずきやすい古物市場ならではルールなんかも、更新していきたいと考えています。

ecoに注目して、中古市場が拡大していく中で道具市場が閉鎖的なのは、勿体無い。普通に考えて、時代のニーズに合わない。

技術でも、なんでもない情報に関して、公表しないというのはなんだろう…例えるならば、部下に仕事を教えない上司のせいで、会社廃れていくのと同じです。「見て覚えろ。」は科学的にも経営学的にも間違っていると、いっている人が多い時代です。

まだ、私自身、初心者ですが、少しずつ情報を開示できたらと思います。

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