映画批評「クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」

ニートの独断と偏見による評価

3.5 out of 5 stars (3.5 / 5) 今回は、大人も子どもも楽しめるという映画ではなかった…

ストーリー

 家庭的な庭でしんちゃんとその友達が遊ぶ中、家のチャイムがピンポンとなった。

 ひろしが玄関を開けると、頭を下げる医師と、屁祖隠ちよめと名乗る女性が立っていた。

 「私、しんのすけくんの本当の母親なんです」

 傍らには5才の少年がいた。珍蔵というらしい。

 しんのすけと珍蔵を取り違えたと語るドクター。それに困惑する、みさえとひろし。そして、ちよめからは「一緒に暮らしませんか?」と理解できないことを言われる。

 ちよめは忍法を使い、強引に野原家に1泊できる状況をつくるのだった。

 その夜、謎の忍者軍団が野原家にやってきた。ちよめが抵抗するも、しんのすけが連れ去られてしまう。

 みさえとひろしは、しんちゃんを取り戻せるのか!

世界観

 屋根の家は違えど、名古屋城のようなところに、悠々自適に過ごす長老がいたり。関所のセキュリティが甘かったりと、田舎+αな風景が広がっています。広い平屋の家だったり石造りの家だったりも懐かしい風情があるでしょう。

 今回の映画は、ほぼ子ども向けな気がしました。オトナ帝国の逆襲のような、感動するお話ではありませんが、大人も飽きさせないような細かいところは健在です。

 忍びの里の忍者幼稚園で知り合ったしんちゃんの友達から、その里で暮らすひとならではの幸せを感じ取れるシーンがあります。そういったシーンでは大人もぐっとくるものがあるかもしれません。かなり美術性も高いので、楽しめます。

 話が脱線しますが、シロの芸「わたあめ」はいつ見ても凄いと思います。

 元々、子ども向けの漫画ではなかったものが、主婦が忙しい夕方の時間に放送されるのに子どもが熱中できるように作られているアニメです。年齢問わず、楽しめる作品なのは観る前から決まっているようなものでしょう。

 毎回、野原家は大変ですね。


自宅で映画を観るなら

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