私の独断と偏見による評価
(2.5 / 5)目次
ストーリー
原題:REMINISCENCE
上映時間:116分
映倫区分:PG12
舞台は水没したマイアミ。
軍を退役した主人公ニックは、記憶潜入エージェントとして、小さなお店を開いていた。心に傷を負った顧客に対して、一番幸せだった記憶を再体験させている。
ある日、謎の女性メイが、「家の鍵を探してほしい」とニックのもとへ仕事の依頼に訪れた。そして、ニックとメイは恋仲になり、幸せなときを過ごす。しかし、突然メイはニックの前から姿を消してしまった。
ニックはメイとの幸せな記憶に入り浸る生活を送ることになります。
そんなニックのもとへ仕事が舞い込む。ギャングの男が瀕死の姿で発見されたためだ。ギャングの正体と目的を掴かもうと、彼の記憶に潜入する。彼の記憶にはメイの姿があった…
スタジオ・キャスト
映画スタジオ
ワーナー・ブラザース映画
監督
- リサ・ジョイ
海外ドラマ「ウエストワールド」を代表作にもつ監督です。
今回の作品について、「SF、未来の要素がある話を、クラシックな美しさとスタイルで語りたかったの。」と語っている。
水没都マイアミは、想像以上にきれいな場所でした。女性ならでは美的感覚が楽しめる作品ではないかなと思います。
キャスト
- 俳優:ヒュー・ジャックマン / 役:ニック・バニスター
俳優紹介
オーストラリア生まれの俳優です。「X-メン」のウルヴァリンを知らない人は少ないでしょう。最終章の「LOGAN」から4年も経過しています。
「リアル・スティール」では父親役、「レ・ミゼラブル」ではジャンバルジャンと演じています。不器用な父親役で、家族愛を感じさせる役柄のイメージもある俳優さんです。
役どころ
水戦争?が起きた後の退役軍人で、助手のワッツと一緒に仕事しています。人の過去に潜入できるエージェントとしての仕事です。
謎の女性メイに、純粋に惹かれる役でもあります。恋に溺れるヒュージャックマンを見たことがありません。
- 俳優:レベッカ・ファーガソン / 役:メイ
俳優紹介
テレビドラマ「ホワイト・クイーン 白薔薇の女王」でエリザベス女王を演じらるほどの美女です。ゴールデングローブ賞にノミネートされました。
ヒュージャックマンとは「グレイテスト・ショーマン」で共演をはたしています。
役どころ
過去に言えない秘密を抱えている、訳ありヒロインです。ストーリーが進んでいくごとに、メイの過去があきらかになっていきます。映画を観ている観客は、ストーリーが進むたびにメイへの感情を、右に左に揺さぶることでしょう。
- 俳優:タンディ・ニュートン / 役:ワッツ
俳優紹介
「ハン・ソロ スターウォーズ・ストーリー」などにも出演している女優です。
「ウエストワールド」などの作品で、リサ・ジョイ監督とはタッグを組んだことがあります。
役どころ
アルコール依存症で、主人公ニックの助手をしています。ニックが過去の記憶に溺れそうなときに、ちゃんと助言をしてくれる存在です。
娘に合わせる顔がないという悩みをもっている。
世界観
海面上昇問題、水戦争や内戦、環境問題、治安維持、などの問題が残る世界も描かれています。
マイアミが水没している時点で、不便な生活を強いられそうな気が致します。けれど、この世界は美しく描かれているので、生活していく上での問題を感じさせません。
水の中から何かを拾うシーン、最初のヒュージャックマンが立っているシーン、などを見る限りでは見た目をかなり意識した映像になっています。
美しさを意識しただけあって、1シーンの尺は長めです。男性が1人で観るのにはオススメできません。
ミステリーの要素もかなり強いです。謎を解いていく形ではありません。伏線がないのです。ストーリーが進むたびに、「そうなのかー」とのんびりと真実を眺めていく感じになります。「え!そうなの!」という驚きができないのが、ほんとに欲しいところです。
イチオシ場面
正直なところ、私はつまらなかったです。この設定とミステリーでここまで楽しめないとは、思いませんでした。
一押し場面をいうならば、ヒロインの印象です。メイの印象が自分の中で、どんどん変わっていくことが、わかる思います。この物語の最大の見せ場でしょう。
後は、背景が綺麗です。恋愛ものなので、恋人もしくは夫婦は、楽しめる映画になるのではないでしょうか?
映画館だとイチャイチャができなので、ご自宅で恋人と観るといい雰囲気になれるかもしれません。
メイはエロインなところがあるので、魅惑の美女という部分も隠れた魅力かもしれません。
自宅で映画を観るなら