映画批評「ザ・バットマン」

ニートの独断と偏見による評価

3 out of 5 stars (3 / 5) 期待しすぎてしまったため、この点数に…

ストーリー

 闇に紛れて、街を監視し2年が経過した。

 市民の希望の光であった父親が殺害され、ゴッサムシティの夜は治安が悪くなっていた。ドラックの蔓延、壁の落書き、カツアゲ、犯罪が日常的に行われていたのだ。

 市長選挙のときを狙って、知的凶悪リドラーが動き出す。汚職に手を伸ばしたであろう権力者を標的にして、連続殺人を犯すのであった。

 リドラーは犯行後に、奇妙なメッセージを残す。そしてバットマン宛ての手紙も必ず置いていく。

 犯人の次のターゲットは誰なのか、何が目的でメッセージを残すのか….

スタジオ・キャスト

映画スタジオ

ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ

監督、脚本、制作

  • マット・リーヴス

 SFホラー『フューチャー・ショック』の脚本、監督として参加するなど、ホラー作品の経験がある監督です。

 『ハッピィブルー』で長編映画監督デビューし、新『猿の惑星』シリーズを手掛けるなど数々の作品を残してきました。

 今回は「退廃的なロックスターをバットマンに投影した」とのことです。

キャスト

  • 俳優:ロバート・パティンソン / 役:ブルース・ウェイン(バットマン)

 バンパイア・エドワードを演じてブレイクした俳優です。顔立ちの整った、少し気色の悪い役をやっているようなイメージがあります。今回のバットマンに当てはまる条件なのでしょう。

  • 女優:ゾーイ・クラヴィッツ / 役:セリーナ・カイル(キャットウーマン)

 個人的にはマッドマックスのイメージが多きすぎる女優です。あの混沌としていて、ちょいちょい意味不明な世界にいる人という固定概念があります。

 アクション女優としても、バンドのボーカルとしても活動中です。

  • 俳優:ポール・ダノ / 役:リドラー

 恋愛ジャンルの主役も務められれば、今回のような狂った役もできる俳優です。『リトル・ミス・サンシャイン』’06から世界的に評価されています。

 終盤の狂気ぶりは、驚きの演技でした。

世界観

 ゴッサムシティの夜は、生きていける気がしません。治安の悪さを感じました。バットマンみたいな資産家は必要でしょう。

 妙なナゾナゾに答えられなければ、即「グッバイ」といって自身の正義を振りかざす連続殺人犯はかなりのホラーでした。答えさす気がないのと、2重3重の計画性が恐怖を感じさせるところです。

 『ジョーカー』『ダークナイト』の2人のジョーカーは、敵として凄く魅力的だし、映画自体も最高傑作です。この映画を宣伝するときに、この作品と比べて「私は面白かった」などの批評は絶対に信じてはなりません。かなり後悔しました。

 期待値は、かなり低めに設定してから見る様にしましょう。


自宅で映画を観るなら

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