ニートの独断と偏見による評価
(4 / 5)
ストーリー
ティ・チャラ(初代ブラックパンサー)を無くしたあと、母ラモンダがワカンダ国を率いていた。
各国はワカンダの内情が不安定なこの時期に、貴重資源ヴィブラ二ウムを獲得しようとしていた。
送り込まれた軍は、簡単にワカンダの兵士に捉えられ、ラモンダが各国の会合で潜り込んだスパイをさらし者にすることで警告だった。
しかし、1人の女学生によりヴィブラニウムの探知ができる機械が生み出されてしまった。アメリカはこの探知機で海底にあるヴィブラニウムの存在に気づいてしまう。
そのヴィブラニウムを管理しているのは、ワカンダ国では無かった。海底を住まいとする別の種族が管理しているものだったのだ。
アメリカのヴィブラニウム探索チームは、謎の種族に壊滅させられてしまう。そして、それはワカンダ国の仕業ではないかと疑うのだった。
ラモンダとシェリ(初代ブラックパンサーの妹)の前に、海から謎の男が現れた。海底にあるヴィブラニウムが他国から狙われていて、タロカン王国に力を貸して欲しいということを伝えてきたのだ。
新たなブラックパンサーが生み出されるハーブもできておらず、各国からは貴重な資源を狙われていて、海底にすむ屈強な民族に脅されている現状を変えられるのか…
世界観
私から見た世界観は…
疫病で苦しみ民族が怪しげに光る薬草を飲み人間を辞めた種族が生まれました。
多種多様な異民族が結託して暮らし、伝統を守りながら優れた技術力をもつワカンダ国です。民族vs民族というブラックパンサーならではのぶっ飛んだ抗争が楽しめます。
他国からは内戦のように見える惨状です。ワカンダ国から見ればエイリアンが襲撃しにきたのと似ています。
何も知らずに原因をまき散らす外国と、その対処に甚大な被害をもたらすワカンダ国という様子がうかがえます。そこに「やつらは求めてるのは、いつだって資源だ。ヴィブラニウムが渡ったら脅威でしかない」という話がでてきました。
今回は笑かしてくるだけでなく、説教めいたものまであるようです。
「ラモンダが何者かによって襲撃された」とテレビのニュースで流れて、世界戦争の危機だというのに吞気さが感じられる報道とかにも、深刻になりすぎない悪ふざけがあってとても良いな感じました。
民族の弔い方は、始めてみると面を食らいます。冒頭から見ている人を戸惑いの渦に巻き込む作品です。
自宅で映画を観るなら