映画批評「ちょっと思い出しただけ」

ニートの独断と偏見による評価

3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)

 昨日、雪のせいで映画行かれなかったので、今日行ってきました。1週間のうちに1回でも外にでると、生活習慣が整う気がします。

ストーリー

 タクシードライバーの葉(よう)が、とある客が立ち寄った場所をキッカケに、元カレとの過去のを思い出す。

 今のマスク生活でタクシーの売上が上がらないという時代から、元彼と上手く行かなくなっていった時期、順調に付き合っていたころ、付き合う前と時を戻していく。どんどん、楽しかった時期へ遡っていって、最後に現実にかえる。

 良かった時代を、「ちょっと思い出しただけ」。

スタジオ・キャスト

映画スタジオ

 東京テアトル

監督

  • 松井大吾

 劇団ゴジゲン主宰です。テレ東の「バイプレイヤーズ」シリーズの監督も務めました。ライトが当たらないスポットを照らすのが、上手なのでしょうか。今回の映画も、過去の恋愛に結び付けて訴えかけてくるものがあります。

キャスト

  • 俳優:池松壮亮 / 役:佐伯照生
俳優紹介

 「ラスト・サムライ」、金田一耕助、マンガの役、シン仮面ライダー、なんでもできる30代はじめの演者さんです。

 171cmで線が細いので、今回のようなダンス演者のような芸術性の高い配役が、似合っていると勝手に思いました。

 次は、もう少し報われる役を見てみたいものです。

  • 俳優:伊藤沙莉 / 役:野原葉
俳優紹介

 本当に可愛い女優さんの引き上げ役として助演をしているイメージから、「いいね!光源氏くん」のような現代版ヒロインへ演技の幅を広げています。

 本当に美人な女優よりも、共感を呼べる少しくだけた女優さんのが、今は需要があるかもしれません。

 M1でも決勝に行けるほどの実力をもつ兄と一緒に住んでいて、兄は家賃として5万円ほど払ってくれているという。沙莉さんは残りの約15万円ほどの家賃を払っているとのことで、私生活のことを少し話すだけでもネタにできる生活を送っています。

 強い個性もあり、なおかつ共感を呼べるというのは、ズルいなと感じます。

感想

 今、苦しいながらも、きちんと生きている人の物語を語ってくれたような気がします。何かが良ければ何かが悪いことだってあります。

 過去の方が良い思いをしていても、現在をそれなりに過ごしているのです。今もそんなに悪くないのかもしれません。そんな風に思いました。


自宅で映画を観るなら

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