映画「アプローズ アプローズ 囚人たちの大舞台」

ニートの独断と偏見による評価

4.4 out of 5 stars (4.4 / 5) 普通に面白かった。今でも軽犯罪が多い国の過去の出来事です。

ストーリー

 囚人の更生プログラムとして演劇の講師に招かれた、売れない役者のエチエンヌ。

 囚人たちの演劇指導に四苦八苦しながら、刑務所内で開かれるワークショップで『うさぎとかめ』を成功させた。

 エチエンヌに新しいオファーが届く、刑務所の外で囚人たちの演劇をするといった内容だ。刑務所長の手も借りて、難関だった公演を実現することができた。

 演目は『ゴドーを待ちながら』、囚人たちと向き合うエチエンヌはもちろん、演技をする囚人たちも毎日練習にあけくれていた。練習に与えられた時間は6カ月、あまりにも短い期間で仕上げなければならなかったのだ。

 演目に自分たちの心境を重ねる囚人たち、その危なげな演技は予想外の大好評を受けた。数々のオファーを獲得し、囚人たちの演劇はツアーをすることになる。

 囚人たちは苦難を越えて、最終公演までフィナーレできるのか?

スタジオ・キャスト

映画スタジオ

配給:リアリーライクフィルムズ

監督

  • エマニュエル・クールコル

 舞台俳優として、有名監督の下で活動してきました。2000年以降から脚本を書くようになり、フィリップ・リオレ監督の『マドモワゼル』や『灯台守の恋』などで高評価を得ています。

 そして今回、初の長編映画の監督をしました。本作は、カンヌ映画祭で演技賞を受賞するほか、初登場2位のボックスオフィスを記録しています。

キャスト

  • 俳優:カド・メラッド / 役:エチエンヌ

 俳優、コメディアン、監督、脚本家です。

 『最強のふたり』が公開されるまで、主演した『ようこそ、シュティの国へ』でフランス映画史上興行成績1位を記録していました。

世界観

 認められそうにないものが、今ままでの常識を覆して成功に転じる物語です。囚人たち、彼らも人間で、本当に感動するものが作れます。

 日本でも刑務所に収容されている人たちが作ったものを、見れる機会は数多く存在します。その中には細かいところまで出来ている商品があり、「これができるなら、世の中のためにこの器用さを使って欲しい」と思わざるを得ないものがあります。

 今回の映画は囚人たちが必死で取り組んだ演劇です。感動を与え、話題を呼び、大事件になりました。

 フランスならではの事柄もあり賛否両論となっておりますが、面白い作品であることは間違いなさそうです。


自宅で映画を観るなら

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