映画批評「バッドマン」(BADMAN)

ニートの独断と偏見による評価

4.1 out of 5 stars (4.1 / 5) 自分は好きです。

ストーリー

 仕事といえば小さめのコンドームのCMしかもらえていない、セドリックに大役「バッドマン」のオファーがきた。

 警察署長の父には、何時まで夢を追いかけているんだと言われている。軍隊で出世していく妹を見習えと日々小言をいわれながら、俳優への道を進んでいる。

 残りのバットマン候補の俳優が不注意の事故により、セドリックが「バッドマン」の役に確約し、クセの強い友達たちと喜び、モチベーションをあげて役作りに挑む。

 体をバキバキに鍛え上げて撮影初日を迎えたものの、憧れていた俳優は態度が悪く、技術班のミスにより撮影が停まるなど、思っていたようにはいかなかった。

 そんな時、妹から連絡が来ていることに気づいた。父が倒れたとの連絡だった。父のもとへ行こうにも足がなかった。傍にあったのは、撮影用のバットモービル。仕方なく撮影用の車を借りて、出発するのだった。

 運転の途中バッドモービルのトランクに入れてあった小道具が、技術班がテストしたために誤爆し交通事故を起こしてしまう。セドリックは朦朧としながらも意識を取り戻した。しかし、最近の出来事について記憶を失ってしまった。

 セドリックの周囲にあるのは、バッドマンのスーツ、模型の銃、バッドモービル、そして映画撮影用に用意されたホログラムだ。セドリックは、自分がスーパーヒーローだと勘違いしてしまうのだった。

 一方その頃、父が追っている凶悪犯は銀行に姿を現した。プロの窃盗犯だ。…この現場にセドリックが居合わせてしまい巻き込まれていくことになる。

スタジオ・キャスト

映画スタジオ

配給:アルバトロス・フィルム

監督

  • フィリップ・ラショー

 『シティーハンター THE MOVIE』『世界の果てまでヒャッハー』などの作品を制作した監督です。

 監督自身も出演し、コメディーよりの映画を作っています。

キャスト

  • 俳優:フィリップ・ラショー / 役:セドリック
  • 俳優:タレク・ブダリ、ジュリアン・アルッティ、エロディ・ファンタン

 フィリップ・ラショーとコメディグループとして活動しているメンバーです。数多くの作品で共演をしています。

  • 俳優:アリス・デュフォア

 フランスでは名が知れているかもしれませんが、知らない女優さんです。

 この映画一可愛いらしい人です。

世界観

 なんか、スーパーヒーローへの愛が感じられるような作品でした。

 アメコミヒーローの元ネタがショボくオマージュされており、面白かったです。映画序盤でセドリックがバットマンの大役にオファーされるとき、マネージャーから「バットマン」でもフランスだから予算は無いと告知します。まさにB級武器のオンパレード、アメコミの好きな人は笑えるのではないでしょうか?

 なんも、考えずに見れて、笑えて、そこそこ満足できる映画です。期待せずに観に行き、暇つぶしに笑って帰ってこれるでしょう。

 ※BADMANであり、BATMANではありません。


自宅で映画を観るなら

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