映画批評「海上48hoursー悪夢のバカンス」

ニートの独断と偏見による評価

3.2 out of 5 stars (3.2 / 5)あれっ そこまで悪くなかった…

ストーリー

 春休みで開放的になりメキシコでバカンスを楽しんでいた男女5人組は、テキーラを片手に酒浸り羽目を外していた。

 グループの中で一番理性的なナットに物乞いが近づく、少しお金を恵んであげると忠告を告げてきた「サメに気をつけろ、ホホジロザメだ」。

 ナット以外もその場に遅れて集合したが、誰もその忠告を真に受けることはなかったのだ。

 グループの男3人は、朝早くから酒をあおりハイになっている。そこに、堤防に停められている2台の水上バイクを発見する。南京錠だけの小屋から鍵を盗み、水上バイクを動かしてしまう。

 水上バイクを運転する楽しさに覚えると、レースや水しぶきによる水の掛け合いに発展し、大事故を起こしてしまった。

 1台が大破し、1台はエンジンが動かない。1人は右足を粉砕骨折し、大量の出血をしていた。

 血に誘われて、巨大な影が忍び寄る。

 仲間と協力しなければならない状況で、友人の女性のスマホから浮気の証拠を見てしまった。

 混乱と恐怖のなかで、彼らは生きて帰れるのか?

スタジオ・キャスト

映画スタジオ

配給:GAGA

監督

  • ジェームズ・ナン

 スリラー、ホラー、アクションと5本以上の長編映画を出している30代の監督です。CMディレクターも兼業しています。

キャスト

  • 俳優:ホリー・アール / 役:ナット

 子どものことから子役として活躍している女優です。

 TVシリーズ『クック―』に長く出演し、大きくなったいま、ガールフレンド兼主人公としてこの映画に抜擢されています。

  • 俳優:キャサリン・ハネイ / 役:ミリー

 『レ・ミゼラブル』『メリー・ポピンズ』などウエストエンドシアター劇場で演劇を務め、TVシリーズ『ドクターズ』などに出演している女優です。

 ミリーは大事なビッチの役で、大げさな演技が求められていたのでしょう。この映画には、演技を学んだばかりの俳優、演技の学士号を取得してたばかりの俳優などが起用されています。

世界観

 狭い範囲内で小さな光にすがるも闇落とされるというホラーは、これまでにも面白い作品がいくつも生まれています。

 この映画は、少し誇張されたモンスターホホジロザメの存在に、エンジンの動かない水上バイク1台の上でドタバタするストーリーです。

 ちゃくちゃくとサメに食われていく展開を面白く思えるかが、人によって違うかもしれません。B級かと言われれば、そうでもない出来栄えになっていました。

 ホホジロザメという設定ですが、半分半分の特徴を捉えていたといえるでしょう。深くはツッコまないでください。

 まあ、サメについての知識はそんなにありませんが、私の考察を語ってみます。
 硬い物を噛んだり当たったりすれば、遠くへ逃げてしまいそうなものです。劇場のサメは直上水泳を活かしてバイクを転倒させたり、物凄い人数を食べたりしています。実際は、人はそんなに美味しくないようで、ちょっとカジって食べたら放置してしまうでしょう。2人目はマズ襲わないと思います。泳いでいる波に寄って来る習性は確かにあるので、お腹が余程空いていれば食べるかもしれません。物凄いスピードで泳ぐので避けるのは無理でしょう、映画のサメはだいぶ泳ぐスピードが遅かったように思えました。普段、獲物を狙い時は、はぐれているような個体を下から上に直上するように獲物を狩ります。野生の場合は弱点の鼻に障害物が当たりやすい横からの奇襲は、もしかしたら少ないのかもしれないです。一撃で仕留めることは稀で、楽に殺せなければ一旦離れて様子を見ると思います。まあ、全員死んだり、異様に人を襲うホホジロザメいるかなぁ。

 私の考察は、そんなとこです。

 モンスターに襲われるハラハラを増やすには、既存のホホジロザメを強化しなければならないでしょう。ホラー映画仕様のサメです。割り切るなら、もっと怖い映画が出来たことでしょう。

 中途半端な感じはうけつつも、思ったより全然面白かったというのが感想です。


自宅で映画を観るなら

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