国民年金基金
第1号被保険者(自営業者など)には老齢基礎年金しかないため、年金額が不十分である。そのため、老齢基礎年金の上乗せを目的とするのが国民年金基金となる。
- 加入対象者
- 原則、第1号被保険者(60歳未満)
- 加入は任意
- 国民根金保険料を免除されている者、国民年金保険料の滞納者などは加入できない。
- 掛金
- 月額上限6万8,000円まで
- 加入口数、加入年数、性別により、掛金の額は異なる。
- 個人型確定拠出年金に同時に加入している場合は合算して6万8,000円まで
- 掛金は全額社会保険料控除の対象
- その他
- 国民年金基金に加入すると国民年金の付加年金には加入できない。
小規模企業共済
小規模企業の事業主や会社役員の退職金、事業の再建を目的とした制度である。小規模であっても従業員は加入できない。
- 加入対象者
- 一般業種の場合、従業員滞納者の小規模企業の個人事業主や役員など
- 掛金
- 月額1,000円~7万円まで
- 500円刻みで選択可能
- 加入後は、掛金の増額や全額が可能
- 受取方法
- 一括受け取り
- 分割受け取り
- 一括受け取りと分割受け取りの併用も可能
- その他
- 掛金は全額、小規模企業共済等掛金控除の対象
- 共済金を分割受け取りする場合(年金受け取り)
- 公的年金控除の対象
- 共済金を一括受け取りする場合(一時金受け取り)
- 退職所得の対象
参考文献
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