FP3級ライフプラン編-ライフプラン作成ツール

ライフプラン作成ツール

• ライフイベント表
• キャッシュフロー表
• 個人のバランスシート

ライフイベント表

ライフイベントには、結婚・出産・マイホーム購入などの大きなイベントがある。中でも金額の大きいものを人生の3大資金という。

• 人生の3大資金
  • 教育資金
  • 住宅取得資金
  • 老後資金

ニート生徒会長

人生を3ステージに分けた様な考え方だ。教育→自立→引退みたいな。

キャッシュフロー表

現在の収入状況や今後のライフプランをもとに「将来の収入状況」や「貯蓄残高」を一覧表にしたもの。

• キャッシュフロー表の特徴
  • キャッシュフローの金額は将来価値で記入する。
  • 収入金額(年収)は通常、可処分所得｛年収ー（所得・住民税＋社会保険税）｝を記入する。

• 4つの重要項目
  • 年間収入
  • 年間支出
  • 年間収支(年間収入ー年間支出)
  • 貯蓄残高

• キャッシュフロー表で使用する係数
  • 将来の数値＝元金(現在の数値)×終価係数
    終価係数：現在の元本を、一定期間複利運用した場合、元利合計がいくらになるかを表す。
    
  • 必要額(現在の数値)＝目標額×現価係数
    現価係数：一定期間後に目標額を受け取るために、いくら必要になるかを表す。
    
  • 将来の数値＝毎年の積立金×年金終価係数
    年金終価係数：毎年、一定の金額を複利運用しながら積み立てた場合、いくらになるのかを表す。
    
  • 必要額(現在の数値)＝受け取る年金額×年金現価係数
    年金現価係数：現在の元本を複利運用しながら、毎年一定金額を受け取るには元本がいくら必要かを表す。
    
  • 毎年の積立額＝目標額×減債基金係数
    減債基金係数：一定期間後に目標額を受け取るには、毎年いくらずつ積み立てれば良いかを表す。
    
  • 毎年の受取額＝現在の金額(元本)×資本回収係数
    資本回収係数：現在の元本を複利運用しながら、毎年一定額をいくら受け取れるかを表す。

ニート生徒会長

将来の金額を今の金額(積立金)から計算するのが(年金)終価係数
今の金額を目標額(年金)から計算するのが(年金)現価係数
毎年いくら積み立てれば良いかを計算するのが減債基金係数
毎年一定額をいくら受け取れるか資本回収係数
並べられたら…分からなくなくなる…

表.キャッシュフロー表で使う6つの係数(年利率2.0%の場合)

問題

1. 年利率2%で複利運用し、10年後に100万受け取るにはいくら必要か？
2. 年利率2%で複利運用し、毎年100万円の年金を10年間受けとるにはいくら必要か？
3. 100万円を年利率2%で複利運用し、10年間にわたって年金として取り崩す場合、毎年受け取れる年金額はいくらか？
4. 100万円を年利率2%で複利運用し、10年間続けた場合は元金がいくらになるか？
5. 毎年5万円を年利率2%の複利で10年間積み立てた場合、10年後の元利合計はいくらか？
6. 年利率2%の複利で運用して10年後に100万円貯めるには、いくら積み立てればよいか？

答え

1. 必要額(現在の数値)＝100万円(目標額)×0.820(現価係数)＝82万円
2. 必要額(現在の数値)＝100万円(受け取る年金額)×8.983(年金現価係数)＝898.3万円
3. 毎年の受取額＝100万円｛現在の金額(元本)｝×0.111(資本回収係数)＝11.1万円
4. 将来の数値＝100万円｛元金(現在の数値)｝×1.219(終価係数)＝121.9万円
5. 将来の数値＝5万円(毎年の積立金)×10.950(年金終価係数)＝54.75万円
6. 毎年の積立額＝100万円(目標額)×0.091(減債基金係数)＝9.1万円

個人のバランスシート

個人のバランスシートとは一定の時点での、家計の資産と負債状況(借金)を表したもの。

• ポイント
  • 資産合計か負債合計を引いたものを純資産額という。
  • 資産および負債の額は、購入価格ではなく時価評価を記入する。
  • 生命保険の額は保険金額ではなく、解約返戻金の額を記入する。

ニート生徒会長

時価評価で計算するって!!家とか車とか時間と共に価格が下がるじゃん。保険金額も資産になるわけじゃないのかぁ…

表.個人のバランスシート