映画「シェン・チー テンリングスの伝説」観てきました。

私の独断と偏見による評価

3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)

ストーリー

幼少期に優しい母親と過ごしていた遠い記憶が夢となって思い起こされていた。今はホテルマンの車庫入れ係、親友のケイティと共にお客さんの車を乗り回したり、明日も仕事だというのに徹夜でカラオケしたりと面白おかしく生活していた。

そんな生活をしていたある日のこと、バスに乗っていたシャン・チーの元へ武力組織テン・リングスの刺客たちが襲い掛かってきた。そして、母親の形見であるペンダントを奪ばわれてしまう。テン・リングスのリーダーはシャン・チーの父親ウェンウーである。

ペンダントを奪ったウェンウーの目的とは?
シャン・チーはどのように活躍するのか?

今ここに、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新しいヒーローが誕生する。

スタジオ・キャスト

映画スタジオ

マーベルスタジオ

監督

  • デスティン・ダニエル・クレットン

アメリカ・ハワイ州マウイ島出身。2013年に監督した「ショート・ターム」で審査員大賞と観客賞をSXSW映画祭で受賞し話題となりました。

最近では19年に、マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックスを主演に迎えた、弁護士ブライアン・スティーブンソンの回顧録を映画化した「黒い司法 0%からの奇跡」を監督しています。

キャスト 俳優名/役柄

  • シム・リウ / シャン・チー
俳優紹介

中国ハルビンで生まれ、5歳の時にカナダへ移住した、中国系カナダ人です。
Netflixのコメディシリーズ「キムさんのコンビニ」に出演して人気を得ました。
今後の主演作にマーク・ウォールバーグと共演する、映画「Arthur the King」を控えています。

会計学を先行して大学を卒業し、会計として働くようになったものの8か月でリストラにあってしまった。そのあと悶々としていたときに映画の世界へ挑戦したいと、ふと思ったのがキッカケで俳優をしている変わった経歴の持ち主。そんな彼だからこそ、一般人感がでていてヒーローでもあるこの役を演じられるのではないでしょうか。

役どころ

シャン・チーは、幼い頃から父親に暗殺の仕方を教わってきた格闘のスペシャリストだった。平凡な人生に憧れて、組織から抜け出し、ホテルの従業員として働いていた。そして再び父親と向き合うことになる。

  • トニー・レオン / ウェンウー
俳優紹介

ベルリン国際映画祭の審査員を務めるほどのアジアを代表する俳優です。
フランスで最も権威のある文化勲章である芸術文化勲章を授与されています。

役どころ

リングの力を借りて1000年の時を生きてきた強者、組織テン・リングスの支配者です。妻と出会い一般的な家庭を手に入れて、一度は真っ当な生き方をしていましたが、妻の死を境にまた前のような支配者としての人生を送るようになります。妻の亡骸を追って、問題を起こす困った悪役ではありますが、同時に痛々しくも寂しい人物です。

テン・リングスはアイアンマンに出てくる、あのテン・リングスです。

  • メンガー・チャン / シャーリン
女優紹介

幼い頃から演劇界で育ち、ミュージカル・演劇と数々の舞台に出演してる女優です。
本作で、念願の映画初主演を飾ります。

役どころ

シャン・チーの妹です。マカオで無法地帯の闘技場を指揮っているオーナー、戦士としてもかなりの実力を誇る役柄となっています。

兄の帰りを今か今かと待ち続けて、とうとう兄が返ってこなかったため、寂しさから?かマカオで彼女なりの巨大な組織を作り上げた逞しい女性です。

兄が突然目の前に現れたとこで、いざこざに巻き込まれていきます。

  • オークワフィナ / ケイティ
俳優紹介

ニューヨーク州クイーンズ出身の女優、そして脚本家、プロデューサーです。

コメディアンとしてブレイクしていながら、19年に「フェアウェル」に主演し、ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞している。「ラーヤと流の王国」では声優をしています。

グルート好き。

役どころ

シャン・チーの仕事仲間で親友とう役どころ。
行動的で自由な発想をしていて、少し将来の不安を抱えているところがある一般女性の役です。

スポーツカーの運転も、バスの運転も、弓も、なんだか器用な人です。

彼女は、物語を面白くしてくれる存在です。立っているだけで面白い、舞台女優が姿勢正しく立っていて、主役が真ん中で雰囲気をだしているなか、銀のウエストポーチに黄緑色のズボンで首を前にして横に立っているという、場違い感もあるコメディー役も担っています。

世界観

間違ったアジア感がある作品になっていて、風景そのものが楽しめます。

シャン・チーの母親がつけていた謎の仮面、デス・ディーラーという適役の間違った忍者感、片腕が刀というタケミカヅチ的なレーザー・フェスト、無理やりねじ込んだ太極拳の陰と陽の要素など、G・Iジョーを待たずして楽しめる作品となっていました。

バスでの最初の戦闘シーンでは、正統派アクションがそのまま展開していくのかなと思いきや、これが「ちょいちょい意味わかんない」から進化して「だいぶファンタジー」な展開へと発展していきます。母親の故郷に住む生き物たち、妹が経営している闘技場、とりあえず深く理解するのは辞めておいたほうが良いでしょう。

他のヒーローたちとの関係性や出演があることもマーベルファンにとっては魅力的な部分です。アイアンマンの誕生のきっかけを作ったのがテン・リングス、ドクターストレンジの傍らウォン、ハルクやアボミネーションほかにもあったかもしれません。

後半はドラゴンとか出てきて、わぁお。という感じでありましたね。モリス…
干支でもなんで龍だけ動物じゃないんだろうという不思議な概念です。
この物語結構ふわっとしたものが多いので、考えすぎないようにしましょう。
マッドマックスを深く考えながら観る人はいないのと同じです。
メジャーなヒーローでは無いからこそ、できた創作感を満喫することも大切です。

イチオシ場面

レーザー・フェストという悪役がいるのですが、”悪魔”を脅威を目撃したときの味方に寝返る速さが見どころです。

あとは、アメリカのサン・フランシスコに戻って、シャン・チーとケイティが友達に武勇伝を語るところでしょう。

マーベルですので、エンドクレジットはあります。忘れずに。


自宅で映画を観るなら

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